愛と勇気のファンタジー大作もついに完結!!『キメラファイナルクロニクル』2巻感想
「命は決して二の轍は踏みはしない」
過剰な演出と仰々しい台詞回しが楽しい王道ファンタジーアクション「キメラ」もついに完結。未消化な部分もかなりあったものの、キメラらしい終わり方だったと思います。ネタバレ感想ですので未読の方はご注意を。
過剰な演出と仰々しい台詞回しが楽しい王道ファンタジーアクション「キメラ」もついに完結。未消化な部分もかなりあったものの、キメラらしい終わり方だったと思います。ネタバレ感想ですので未読の方はご注意を。
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前回タキとリンがついに×××しちゃうのか!?というところで終了しましたが、期待を裏切らずに冒頭からラブシーンでした(あ しかもカラーですよ、カラー。さすが、作者さんはよくわかってらっしゃる。でもタキの体がマッチョすぎてちょっと生々しかった(笑)
キメラとしての戦う能力を使い果たし、戦う力を失ってしまうリン。ここでタキがリンをわざと突き放したり、リンが葛藤したりするわけだけど、邪推するならば、ただタキと一線を越えたからじゃないのか、とか言ってみる。まぁ描かれてないところで何回交わったか(不潔ですよ)は知りませんが、どうやらリンは妊娠していたようですしね。冗談のようで、タキと交わったこととリンの力が消えたことは関連がある気がする。最近読み返してないから不確かですね、どっかにそんな設定書いてあったかしら。
しかし、見開きとでっかい文字を多用したオーバーな演出や表現は、読んでいて「これがキメラだ!」と不思議な安心感と興奮を覚えます。リンが登場するシーンなんか凄まじい過剰っぷりですよね。清々しいほどに説明台詞を喋って盛り上げてくれるアガサに拍手(笑) でも、それがこの漫画の持ち味なんですなぁ。うん。
でも個人的には前回のガラハットとタキのコラボのシーンが1番熱かったです。いろいろと燃えるシュチュエーションはありますが、必殺技をぶちかますときが1番ではないでしょうか。ガラハットの口上とタキの口上が上手くかみ合って、シンクロしながら互いに必殺技を放つ・・・たまりません( ̄ー ̄)ニヤリ
最期の決戦にカイルがやってきたのは良かったです。まぁやや取ってつけたようではありましたが、とにかくルカとの絡みが見たかったので^^ ただ「量産型リンさん」と言っても、パッと見が人間と変わらないのでちょっとわかりづらかったです。
まぁ「えー!」という展開が日常茶飯時(言いすぎ?)なこの作品ですが、ルドルフの正体については「ふぉー!?」と言うしかありませんね(あ 衛星やらが登場してたころから「ああ、この時代は現代よりずっと未来なんだろうな」とは思ってましたが、まさかロボットだったとはねぇ。
なんか昔、ルドルフがグリンガレットとともにすごい速さで疾走していた気がするけど・・・・。まぁ、きっと超高性能のロボットだから、それくらい簡単なんですよね。うん、そうに違いない。
「命は決して、二の轍は踏みはしない」

タキのそんな言葉とともに戦争は終結。リンは、自らの子供の命と引き換えに一命を取りとめ、世界は平和に。それぞれが自分なりの生き方を見つけ、そしてタキも視力が回復してハッピーエンド。というところで完結しました。
して、全部読んでからの感想ですが・・・うん。作者の緒方ていさんもあとがきに書かれていましたが
未消化
でしたね。いろいろと。新円卓の騎士団やグエンについてもそうですが、私としてはシスの立ち位置が非常に不鮮明でした。シスがなんのために登場したのか、作品の中においてどういう意味を持っていたのかが、(全くではないけれど)わかりづらいところがあったかな、と。
あとシャーリーについても同様ですね。ものすごい力を持っていることを示唆する描写があたので、リンやキメラたちとの戦いなどを期待していたのですが、触れられずに終わってしまいました。
あとそう、唐突と言えば、リンとタキの(生まれるはずだった)子供についても言えます。まぁラブシーン自体はあったものの、妊娠や新たな命をほのめかす描写が足りないように思います。それこそ、前述したようにリンの弱体化を妊娠のサインとして見るのが正しいでしょう。ていうかガラハットの例があるように、「死にかける→あの世で追い返される」というのがお好きなようで^^
とまぁいろいろと書きましたが、作者さんも未熟な点があったと認めておられますし、そもそもこの作品自体に細かい欠点を吹き飛ばすエネルギーがあるため、さして問題はないかと。多分私は緒方ていさんの作品をこれからも読むでしょうし、やっぱ自分この作品大好きですわ^^
作者の緒方ていさん、長編おつかれさまでした!次回作を楽しみにお待ちしております!!
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