『鋼の錬金術師 18』感想
「己れを・・・許すと言うのか」
『勘違いしないで、理不尽を許してはいないのよ』
ウィンリイのキャラが光る「鋼の錬金術師」18巻感想です。
『勘違いしないで、理不尽を許してはいないのよ』
ウィンリイのキャラが光る「鋼の錬金術師」18巻感想です。
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ウィンリイとエドの恋愛話が以前に比べちょこっとだけ前進したようですね。今まで惚れた好いたという具体的な言葉が無かったので、シリアスな話を和らげるためにももっと押し出してほしいです。セリムの正体については完全に予想外でした。まさかセリムが、という感じですね。
「私は『始まりの人造人間(ホムンクルス)』名は『傲慢(プライド)』です」
これは以前のセリムからすでにプライドだったと受け取っていいのでしょうか、それならば大総統さえも欺いていた、もしくは大総統よりも遥かに上の存在なのでしょう。どちらにせよこれから立ちはだかる最大級の壁となりそうです。
スカーと対峙したウィンリイ
「勘違いしないで、理不尽を許してはいないのよ」
なんてリアルな言葉だろうと思います。よくある「みんな許してみーんなハッピー」ではなく、許してはいけないものもあり、そしてそれに憤ることはしていいこと。「許す」のではなく「堪える」こと。簡単ですがきわめて難しいことです。両親を殺されたウィンリイに、民族を虐殺されたイシュヴァール人、そんな人たちの口からでるこの言葉は、他の漫画にはない重みを帯びているように感じます。イシュヴァール人二人の会話も、とにかく現実から眼を背けず、しかし前向きな発言に好感が持てます。
「貴様のような奴がいてくれてよかった」
スカーもできれば今のような殺戮を用いた復讐は望んでいなかったでしょうね。
それぞれが暗い過去や現実を抱えながらも、それを見つめた上で「前向き」に頑張っているのを見ると元気がでます。ホムンクルスの陰謀やプライド、そしてアルの肉体など、まだまだ謎を残しながら今回は終わりです。とにかく先が気になりますね。
今回はおまけ漫画成分がちょっと少なめでした。でも、シリアスな内容からいい具合に口直ししてくれますw

- 2007/12/24
- 感想・読了 少年漫画
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